学問・資格

2014年6月18日 (水)

2014年度の計画

2014年度は、大学法人化から数えて11年目に突入、産学連携本部の活動も世代を超えるものになってきました。

あわせて、東京大学産学連携本部が主催しているアントレプレナー道場も、10年目とのことです。

ということなので、アントレプレナー道場のメンターの方は例年通り行うことになりそうですが、せっかくの記念的な年ですから、もうひとつ何か考えたい。

同本部の菅原先生からも、
「五内川さん、今年の共同研究テーマ、何にしますか」と言われて、
「10周年記念ですから、それにあったテーマで、何かやりたいですね」とお応えしました。

具体的に今考えているテーマは、「アントレプレナー道場卒業生の進路に関する調査報告」第2弾、です。

実は、道場開始後6年目の時には、道場に参加した学生さんや研究者の進路追跡を行ったことがあります。
今回は節目の時期でもあり、再度その後の皆さんの活躍を確認して、道場の効果測定を試みたい、という気持ちもあります。

前回から、起業家輩出比率は上昇しているか? 道場の経験はその後の進路や活動に影響を与えているのか?などなど、興味は尽きないところです。

またまた関係者の皆様にご協力いただくことになりそうで、いろいろお手を煩わせてしまうかもと思いますが、今回もよろしくお願いします。

追記
2013年の道場の結果は書いていなかったので、追記。私がメンターを務めたチームは惜しくも入賞ならず、でした。でも、みんな最後は大盛り上がりで資料をまとめ、しっかりプレゼンをしてくれました。この経験を次回に生かしてもらえれば!と、思います。



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2012年10月20日 (土)

東京大学アントレプレナー道場で、担当チームが優勝!!

ブログを書くのは1年ぶり?

一応1週間前の話で、旧聞ですが、

今年の東京大学産学連携本部主催アントレプレナー道場において、

私(とあと一名、会計士の方)がメンターを務めていたチームが、見事に優勝しました!!

出足が遅く、多少心配したのですが・・

最後はチームメンバーも集結し、プレゼンも良かったと思います。

ビジネスモデル自体は単純な部類ですが、

学生の皆さんの熱意と実行力が評価されたということでしょう。

今回の上級編コンテストは、例年と違って、

研究室のネタをほとんどダイレクトに持ち込むもプランが、ありませんでした。

その意味では、全員が同じ土俵で戦ったと言えるでしょう。

手堅さは、どのチームもあったのですが、少し小粒だったかもしれません。

こういうビジネス・プランコンテストは、

学生の皆さんに取っては、勉強とは異なる、実社会のシミュレーションの場です。

皆さん、今回の経験を糧に、大きく羽ばたいてもらいたいと思います。

関係者の皆さんも、大変お疲れ様でした。

何はともあれ、祝勝会は、新宿叙々苑で開催の予定です。

それでは。

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2011年10月24日 (月)

アントレプレナー道場が終了

さる15日に、今年のアントレプレナー道場が終了。

残念ながらですが、私がメンターを務めるチームはリタイヤで、最終発表までたどりつけず。

特殊事情でスケジュールがタイトになるという不運な要素もあって、最後まで頑張ってもらったのですが、周回遅れを取り戻せなかった感じです。

ただ、これをもって行き止まりということではなくて、今回のいろいろなビジネスプランの検討を通じて、次につながる展望はかなりでてきたと思います。

本人たちもへこんでる感じではないし、大学の道場は教育の一環ですから、失敗?から何か学んでもらえば、無駄ではなかったと言えます。

ともあれ、みんなご苦労様、そして無事発表までたどりついたチームの皆さんとメンターの皆さん、事務局の皆さん、大変おつかれさまでした。

私も来年リベンジでぜひまた参戦したいと思います。

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2011年2月 9日 (水)

「東大アントレプレナー道場卒業生の進路」調査報告がアップされました

先日行われた「東京大学における起業家教育の振り返りと将来への課題」セミナーの資料が、産学連携本部ホームページに掲載されました。

http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/kigyou/seminar/110124venture.html

「110124_shinro.pdf」をダウンロード 

私の共同研究である「アントレプレナー道場卒業生の進路に関する調査報告」も、アップされています。

ご参照いただき、また起業家教育の様々な場面でご活用いただければ、幸いです。

とりあえず、今年度の共同研究はこれで終了です。

また来年度(?)よろしくお願いします。

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2011年1月25日 (火)

シンポジウム「東京大学における起業家教育の振り返りと将来への課題」で共同研究結果を報告

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昨日、「東京大学における起業家教育の振り返りと将来への課題」のシンポジウムが開催され、無事盛況のうちに終えることができました。

五内川の方からは、アントレプレナー道場の卒業生・修了生の皆さんの進路追跡に関する調査報告をさせて頂きました。

これは、昨年の11~12月、産学連携本部事業化推進部の協力を得て、アンケート調査を行ったものですが、総じて、アントレプレナー道場に参加した皆さんからは、好意的な回答を得ることができました。

起業家になり、あるいはベンチャー企業に勤めている方は、まだ全体の一部ですが、新しい選択肢の一つとして起業を身近に感じてもらえたと、いうことについては、はっきり結果が出たと思います。

その後、実際道場経験者で現在VBの経営者となっている皆さんからのプレゼンがあり、更に道場のメンターを務めている研究員の方々も加わって、パネルディスカションを行いました。

話題は多岐にわたりましたが、重要な論点としては、やはり参加者は道場をくぐったからといってすぐに起業するわけではなく、むしろ、一度就職したり研究者の道に進んだ後、キャリアアップを経てそこから起業にチャレンジする、といったケースの方が、多いのではないか、という話が出たことでした。

すると、当然未来の起業家が生み出されるには、5年、10年の歳月が必要になるわけで、更にそこから成功した起業家がうまれてくるには、加えて5年、10年かかってくる・・ということになりますから、本当の成果が問われるのはざっと10~20年後、ということになりるわけです。

ローマは一日にしてならず。

6年を経過したアントレプレナー道場といえども、まだまだ始まりの始まりにすぎないので、これからいかに粘り強くプログラムを継続していくか、ここからが本当の勝負ということになりそうです。

ともあれ、関係者の皆さん、会場にお出で頂いた皆さん、大変お疲れ様でした。

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2011年1月 8日 (土)

東京大学 起業・大学発ベンチャーセミナーのお知らせ

五内川です。新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

さて、東京大学産学連携本部主催の、起業・大学発ベンチャーセミナーにて、本年度の共同研究結果を発表することになりました。

日時は2011年1月24日18時~21時、場所は福武ホールにて、

タイトルは「東京大学における起業家教育の振り返りと将来への課題」です。

告知サイトはこちら

→ http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/kigyou/seminar/110124venture.html

ポスターはこちら

→ http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/kigyou/seminar/venture_110124.pdf

同セミナーの2コマ目に「アントレプレナー道場卒業生の進路に関する調査報告」という題で発表の機会を頂きました。

アントレプレナー道場もはや昨年で6期を数え、上級コースの参加者も100名規模になってきています。

そこで、昨年より、産学連携本部事業課推進部の協力を得て、道場卒業生の皆さんにアンケート調査を行ってきました。

道場卒業生の皆さんが今どうしているのか?、起業家は現れたのか?などなど、いくつか興味深い調査結果をご報告できれば、と考えています。

その後プログラムは、起業家の皆さん、あるいは道場メンターの方々とのパネルディスカションが予定されています。

まだ席は残っているようですので、ご興味ご関心ありましたら、ぜひご来駕下さい。

お待ちしております。

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2010年10月18日 (月)

東京大学 第6期アントレプレナー道場 最終審査発表会

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10月16日(土)、第6期アントレプレナー道場の最終審査発表会が、本郷キャンパス福武ホールにて、開催されました。

最終エントリーに残ったのは8チーム。

初級、中級コースを突破して、上級コースに残ってから、担当メンターの厳しい(?)指導や、中間発表会の合宿などを経て、ついに最終発表の場までたどりつきました。

いずれ劣らぬビジネスプランをひっさげて、各チーム15分の発表時間と10分の質疑応答に挑みます。

プランとプレゼンは、審査員をして「例年以上にレベルが高かった」と言わしめることとなったのですが、それもそのはず、各チームとも、サンプル・デモやプロトタイプ製品の実際の投入、潜在顧客へのヒヤリングと見込み客の獲得、などなど、机上のプランを通り越して、実践に結びつく具体的なアクションのさわりまで、到達していたのでした。

確かに皆、道場黎明期の4~5年前までなら、皆間違いなく入選していたであろう、という出来映えだったと思います。

だいたい中間発表時あたりは暗中模索・試行錯誤状態でどうなるのか・・という感じでしたが、最終発表に向けて急速に立ち上がるところは、さすがです。

私も、昨年に続いて某チームのメンターを引き受けたのですが、みんなが頑張った結果、優秀賞を獲得。

3位以内入選で、北京大学遠征の切符を見事勝ち取ったのでした。

これで、自分が担当したチームは二年連続切符をゲット・・ですが、今年含めて3年連続切符獲得・・のメンターの方もいるので、私はまだまだですね。

ちなみに、メンターには切符は出ないというオチがついている・・(笑)。

それはともかく、道場は、適度に笑いあり、涙あり(?)、更に学生さんたちの羽化登仙が楽しめるという、産学連携本部のイベントとしては、最も楽しいものです。

参加した学生さんたちにも、ぜひこれをジャンプ台にして羽ばたいて欲しいですね。

関係者の皆さん、ご苦労様でした。

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2010年9月10日 (金)

東京大学第6期アントレプレナー道場合宿

今年もやってきました。

東京大学産学連携本部主催のアントレプレナー道場、第6期合宿です。

9月4日(土)から、5日(日)まで。場所は、新検見川のセミナーハウス。

今年は、最後の上級コースまで残ったチーム数が昨年を上回り、8チームとなりました。

研究室の技術を生かしたもの、サービスを新たに考案したもの・・

とそれぞれですが、まずは素案をお披露目して、私たちメンターからの質問を受ける、

というプロセスで進行しました。

その後は、菅原先生、各務先生からは、効果的なプレゼン方法に関する講義を、

また過去の道場参加者として、情報基盤開発の鎌田社長から講義を受け、

夕食を取ってから、さらに夜の部へと突入し、そこでも、厳しい意見の数々が・・

私は午前1時前にはリタイヤしましたが、みな夜な夜なやっていた様子。

アルコールも抜けない翌日午前中に、チームごとの打ち合わせを行って解散、と相成りました。

正直、プランは事業メニューそのものも定まらない、まだまだ大甘レベルですが、それは例年のこと。

ここから、急加速できるかどうかが、勝負どころで、学生さんたちの変化率が最大となるところです。

皆さんがんばってください。

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2010年3月 6日 (土)

学内広報にシンポジウム内容が掲載されました

先のシンポジウムが、東京大学「学内広報」誌の連載ページ「Crossroad(産学連携本部だより)」に掲載されました。 (下記pdf参照ください)

「vol510201.pdf」をダウンロード

隣の記事が、急遽第二会場まで用意したという大人気シンポジウムの「太陽光エネルギー利用の未来」だったので、ちょっと劣勢ですが、こちらは、「クラウド・コンピューティング」テーマで申し込み200名でしたから、まま善戦したかなと思います。

講演・パネリストの皆様、スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。

今年度の活動はこれでおしまいです。

が、またまたやってくる来年度のテーマはどうするか?

頭を捻る日々になりそうです。

ホームページ http://www.uni-fi.co.jp/

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2010年1月25日 (月)

シンポジウム「クラウド・コンピューティングと大学発ベンチャー」開催

1月21日本郷キャンパス福武ホールにて、東京大学と共催のシンポジウム「クラウド・コンピューティングと大学発ベンチャー」を、開催することができました。

ご来場頂いた正確な人数はまだ最終確認していないのですが、180席のホールの7~8割は埋まっていたようですので、非常に多くの方にお越し頂いたと思います。ありがとうございました。

講師とパネリストの皆さんにも、大変お忙しいところご無理申し上げていたのですが、快く引き受けていただき、大変感謝しております。

さて、シンポジウムの内容ですが、産学連携本部長の影山先生からご挨拶を頂いた後、NTTコミュニケーションズ先端IPアーキテクチャセンターの高間所長から基調講演を頂きました。

「ネットワークに広がるコンピューティングリソースを活用してアプリを提供する」というクラウドの定義から始まって、全体概念とNTTグループの取り組みに関する話がありました。主なテーマは以下のようなものだったと記憶しています。

・クラウドのメリット

・市場規模予想(4年で3倍に拡大)、

・クラウドの種類(パブリック・クラウドとプライベート・クラウド)

・サービスの種類(SaaS、PaaS、HaaS)と実例紹介

・SaaSの問題点と、それに対するNTTグループのソリューション

といった話にまとめられると思います。

総じて、クラウドが抱える脆弱性に対して、高品質で安全安心なサービスを提供できる環境を用意できるというのが強みのように感じました。

続いて、大学発ベンチャーセッションでは、東京大学の助教でありリッテル社の研究員でもある清田先生から、オープンソースHadoopを用いた大規模分散処理システムの構築と運用ビジネスについて、お話がありました。

インフラビジネスにおいても、オープンソースの魅力が十分語られたと思います。

セッション二人目は、情報基盤開発の鎌田社長から、実際にアマゾンウェブサービスを用いた紙・帳票などのデジタル化事業について、ご説明がありました。

クラウド・サービスの代表例と言われるアマゾンを使いこなし、そのメリットとデメリットに対する知見をご披露いただきました。

セッションの最後は、フィジオスの小倉社長から、物理シミュレーションを用いたユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツのサイト運営についてお話がありました。

クラウドではアマゾンに加え、マイクロソフトのAZUREも使っていくというお話で、ゲームならではの使い方が印象に残りました。

その後は、私がモデレーターを務めさせて頂き、パネル・ディスカションへと移りました。

主に、パブリックとプライベートにおけるオープンソースの取り扱い、クラウド・サービスの選択、クラウド利用時の差別化と付加価値、クラウドの弱点とも言える遅延とグローバル展開の関係、大学の役割などについて、ディスカションを行いました。

私自身問題意識にあったのは、クラウドの登場で、サーバーを自社で買い切る資本力は不必要になったのではないか、もしそうなら資本力ではなく本当に知的アイデアや技術力だけで勝負ができる時代になったのではないか、ということでした。

こうした時代には、レガシーシステムを抱える企業よりも、クラウドを利用してゼロから新事業を立ち上げた方が有利になる・・

そのとき知的アイデアを生み出せる大学や、そこから起業する大学発ベンチャーに勝機があるのではないか、あるいは大手企業も大学の知的アイデアを生かすことが必須になるのではないか、といったものでした。

このディスカションで全てが明らかになっているわけではありませんが、クラウドの登場が、少なくとも情報産業においては「資本力」主義から「知識本位」主義への移行の引き金になるかもしれない、との予感を抱かせるものではありました。

ともあれ、無事終了して何よりでした。産学連携本部のスタッフの皆さんにも大変お世話になりました。お疲れ様でした。

機会があれば、またこのテーマを掘り下げて、次回のシンポジウムに挑戦してみたいと思います。

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