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2008年7月15日 (火)

二条城

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ついに夏が到来。ずいぶん暑くなってた。

こちらは、空いた時間を使って、京都の二条城を見学する。

京都は結構観光する機会あったが、やはり漏れもあって、二条城は初見だった。

なんと言ってもここは、家康と秀吉の暗闘を描くドラマのしばしば舞台となっている。

家康が自分の力を誇示するために秀頼を謁見した場所だ。

あるいは徳川慶喜が大政奉還を発表した絵もよく見かけるが、その本物の部屋(間)がある。

つまり、江戸時代の始まりと終わりに決定的な役割を果たしたところで、歴史の重みを感じさせるところだ。(あいにく撮影禁止で、屋内を載せられないのが、残念)

こういうところで、どうやって、歴史的な発表をしたのか、と少し時代劇の主人公の気持ちになってみると、面白い。

メディアとITの時代で知識はすぐに入るが、足を運んで現場を見る、空気を感じ取ることがこれからますます大事になる。

億劫がらずに、どんどん回ろう。

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2008年7月 3日 (木)

山中伸弥教授の講演(国際バイオEXPO)

発明・発見には、ブレイクスルー型と漸進型がある。

あるボトルネックを抜けると、そこに未踏の新大陸が開けてくるようなものが、ブレイクスルー型の真骨頂だ。

こうした成果を目にする機会は、そうそうあるものではない。

というわけで、東京ビックサイトで開催されている国際バイオEXPO、京都大学の山中伸弥教授の講演を聴きに行ってきた。

言うまでもなくiPS細胞の発見者として注目の方であり、さすがに会場も超満員となる。

お話は、iPS細胞を見いだすまでのプロセスと、今後の応用への期待について。

聞いてみた私個人の印象は、「1%のインスピレーションと99%の努力」というエジソンの言葉を彷彿とさせるものだった。

まずは、インスピレーション。

当時、研究者の注目が万能細胞の分化の仕方に集まる中で、その逆である脱分化-普通の体細胞を万能細胞に戻してしまう要因を探す-という逆転の発想があった。

しかしそれだけでは、アイデアにすぎない。

そこから始まったのが汗-すなわち実際の脱分化の因子探しのプロセスである。

iPS細胞の発表時は、「誘導因子の絞り込みは勘で行った」みたいな話が報じられたこともあったが、実際の話を聞いてみると、全然違う。

日本の研究者たちが生み出した実験成果やデータベースをしっかり研究の基盤に据えて、その上で、考えられる膨大な順列・組合せの仮説を、知恵の限りを尽くしてショートカットしながら実験していったのだ。

やはり安易な妥協から真の独創性は生まれない、ということを再認識。

知恵と努力とある種のガッツ。

バイオテクノロジー分野には門外漢の筆者であるけれど、何か偉大な成果に共通するものが一瞬垣間見えたような、そんな気がする。

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