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2006年9月12日 (火)

利益相反①

産学連携において、大きなテーマの一つとなるのが、利益相反問題だ。

一般に、産と学の連携は、社会に対する新しい価値の創出と提案という大目標において、成り立ちうる。

 しかしながら、それを達成するプロセスにおいて、産業界は利潤追求、大学は学問の探求と、それぞれ異なる動機付けを持っている。

それゆえ、両者を引き離すベクトルが働いていることには、注意が必要だ。

それが端的に噴出するのが、利益相反の状況である。

大学の公共性と私企業の利益追求、大学研究者の職責と個人利得の追求、など、産学連携においては、様々な利益相反状況が見こまれる。

利益相反への対応を誤ると、産学連携の理念をも台無しにしかねない。

更に、この問題で研究者が大きなリスクを感じてしまうと、そもそも産学連携に最初からブレーキがかかってしまう。

したがって、今私たちに求められているのは、産学連携を進めつつ、利益相反という副作用をうまく押さえ込むことである。

利益相反をマネージし、適切にコントロールすることが、求められている所以である。

次回からその基本的な考え方を探っていく。

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