アントレプレナー道場最終発表&審査会

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先週10月17日(土)に、東京大学産学連携本部主催、アントレプレナー道場の最終発表・審査会がありました。

この日を目指してビジネスプランを磨いてきた精鋭6チームが、一堂に会して、最終発表に臨みました。

持ち時間は、各チーム15分プラス質疑応答10分。

このわずかな時間で、厳しい(?)審査員たちを説得していくわけです。

さすがに、合宿時などに比べると、どのチームもプラン自体はブラッシュアップされています。

時間が無いことも考慮に入れ、事業自体をできるだけシンプルにして、結果、訴求ポイントへの絞込みはよくなされていたと感じました。

学生の皆さん、普通の授業と違って、ビジネスのプレゼンなどそれほど慣れているとはいえないのですが、やはり最終発表は一味違うということでしょう。みな堂々と発表していたように思います。

内容はサービスが4、テクノロジー系が2、という按配でした。

結果、最優秀チームが1つ、優秀チームが2つ、そして私がメンターを務めたチームは次点の第4位となりました。

上位三チームは、北京大学との交流プログラムで、北京行きの特典があるのですが、

私がメンターを務めたチームは残念ながら落選。

・・・と思ったところ、日程の関係で上位のうち一チームが辞退、最終的に繰上げ当選になってしまいました。

まあ棚ボタですが、北京でもがんばってほしいものです。

こうして、発表会の後は、打ち上げで飲んでおしまい、という一日でした。

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さて、このプログラムに参加したのは、私も今回が初めてなので、この辺の詰めの甘さが出てしまったかもしれませんが、学生さんたちの成長(?)も見ることができ、雰囲気も味わうことができて楽しい催しでした。

ひょっとしたら来年も? というには気が早いのですが、参加された学生さん、スタッフの皆さん、とにかく本当にご苦労さまでした。

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アントレプレナー道場で合宿

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東大のビジネスプランコンテストであるアントレプレナー道場も、いよいよ佳境に入ってきました。

9月シルバー・ウィーク後の週末には、千葉の新検見川にある東大のセミナーハウス(写真)で、合宿を行い、皆さん、プランを練りました。

今回最終エントリーに入っているのは6チーム。

各チームからの中間発表と討議、最後は飲み会となりました。

どこも社会的意義や技術など、面白そうなテーマをぶつけてきているので、ネタは十分と思います。

とはいえ、ビジネス・モデルについては、まだまだブラッシュアップの余地がありそうです。

以前よりコンテストの合宿に参加している方のお話では、「合宿から最終発表までの追い込みで決まる」とのことで、勝負はいよいよここからでしょう。

その後も各チーム毎に打ち合わせを進めつつあります。

どう大化けしてくれるか、大変楽しみです。

(あとはリンクです。前年度の「アントレプレナー道場ものがたり」もご参照下さい)

http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/dojo/story_4/index.html

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アントレプレナー道場が始動

アントレプレナー道場は、東京大学産学連携本部が主催するビジネスプラン・コンテストです。

東京大学の学生(大学院生含む)を対象として、それぞれ自分が起業家になったつもりで、ベンチャービジネスのプランニングをしていくという趣向です。

起業家教育、アントレプレナーシップ教育の一環として、数年前から始まり、過去の参加者たちも各方面で活躍していると聞きます。

そんなコンテストに、私も今回初めて、参加チームへの助言役という立場で関わることになりました。

そして、ちょうど昨日、コンテスト参加候補チームによる超ショート・プレゼンテーションが開催されたのです。

いわゆるエレベーター・ピッチというやつで、投資家といっしょにエレベーターに乗り込み、目的階に着くまでに口説き落として投資を募る、というところから名付けられました。

だから、各チームのコメントは2分間、質疑応答3分と決められていたのですが・・

たかがコンテストと侮る無かれ、早くもその質疑応答の真剣なところに、今後の「ヒートアップ」を予感させます。

今後正式に最終審査へのエントリーチームが決まってくると、もっと白熱するのでありましょうな。

いずれにしても9月には合宿、10月の最終選考が予定されているので、チーム作りやプランニングもこれから一気に加速しそうです。

「開始から最終選考までの、学生さんたちの成長率・変化率がすごい」とは、以前、助言役として参加した方の弁です。すごく楽しみです。

私も、まずは体力で置いてけぼりを食わないように、節制モードに入って望みたいと思います。

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論文が「証券経済学会年報」第44号に掲載されました

筆者が以前、証券経済学会・中部部会で行った報告

~「情報通信社会の未来像と金融市場」の論文が、

「証券経済学会年報」第44号(2009年7月刊)に掲載されました。

かなりはしょっており、実質ほとんど抄録になってしまっているのですが、

①情報通信社会に向けての「経済性(エコノミー)」の源泉変化、

②それをもたらす計算力・通信力の爆発(半導体集積度の向上)、

③計算力を体現するコンピュータの社会的受容のステップ、

④系としての社会変化の予測、

⑤金融界に対する影響、

という流れで書いています。

個々の事例の話などもっとできたらいいのですが。

とりあえず今年も東京大学産学連携本部との共同研究で、

情報通信社会の研究を行う予定ですので、

その辺で議論を深められれば、と思っています。

というわけで、準備準備・・

文献 : 五内川拡史 「情報通信社会の未来像と金融市場」, 『証券経済学会年報 第44号』(2009年7月)P252-253, 証券経済学会

→東京大学産学連携本部「東大メンターズ」のページ http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/kigyou/mentor.html

 

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シンポジウムが学内広報誌に掲載されました

東京大学で行ったシンポジウム「情報技術の未来と大学/ITベンチャーの役割」の模様が、学内広報CrossRoad Vol.39に掲載されました。

http://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/kouhou/1383/12.html(掲載ページ)

http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/documents/univ_bulletins.html(トップページ)

写真も撮っていただきました。

講師の皆様、関係者の皆様、ご来場の皆様、ありがとうございます。

今年度(~3月)のイベントはこれにて終了し、ここから先は来年度の共同研究テーマ立案が待っています。

さて、どんなテーマになりますやら・・



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東京大学と共同で研究シンポジウムを開催しました

いささか旧聞のきらいもあるのだけれど、本09年1月22日、東京大学と産学連携共同研究シンポジウムを開催した。

タイトルは「情報技術の未来とITベンチャー/大学の役割」。
http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/kigyou/seminar/090122venture.html

ソニーコンピュータサイエンス研究所の所長である北野宏明さん(東大の客員教授も兼任されている)に基調講演を、また、メタWeb研究所社長の鈴木潤一さん、SIGHT ENTERTAINMENT JAPAN社長の斎藤武一郎さんに、ITベンチャーの現場からということで、話をしていただいた。

その後講演者の皆さんと、産学連携本部の各務教授、わたし五内川も交えて、パネル・ディスカションを行うという構成だった。

本シンポジウムを開催したのは、「100年に一度の経済危機」にあって、この危機の先にどのようなIT技術の進歩があり、社会的インパクトが待ち受けているのか、ということを、この機会に改めて考えてみたかったからである。

簡単に内容を振り返ってみよう。

北野さんからは、IT技術をどのような分野に応用していくか、その出口が重要だということで、グローバルかつマクロな視点からスケールの大きいお話をいただいた。

米国オバマ新政権の科学技術戦略、現在の地球温暖化をはじめとする環境問題、ご自身のシステムバイオロジー研究など多岐な事例も交えて、コンピュータの解析能力がどのような問題に適用されるべきか、あるいは実際に応用が可能になってきているのか、といった点で興味深いお話を聞くことができた。

続く鈴木さんからは、システム構築とデータ処理の歴史を振り返って、本当に必要なデータとは何か、それをまだIT業界は提供できていないのではないか、という問題提起をいただいた。現状はテキストデータをかろうじて管理する技術ができたばかりであり、各個人にあわせた自分自身のためのデータをどう扱うかがこれからの課題だ、ということである。

斉藤さんからは、ハリウッドでの経験をもとに、CGやゲームといったエンターテイメントの分野に関するお話をいただいた。その中で、日本は映像技術のみならず、企画・マーケティングのグローバル化、開発ツール・インフラのオープン化で、遅れを取っているのではないか、という強い危機感の表明があった。

続いてパネル・ディスカションに移る。

一番目のテーマは、今後の情報技術の発展の方向性についてである。

これによると、現在のコンピュータは線形モデルに関しては相当の計算能力があること、しかし今問題になっているのは、力業でもなかなか解きにくい非線形の問題であること-といった指摘がなされた。

数学的にも匠の余地がまだまだ残っており、人間のひらめきや、メソドロジーの工夫が重要であること、現象を捉えて近似値を探るところにITの新たな領域がある、ということだ。

パネルの次のテーマは、国際標準の問題だった。

とりわけグローバルな視点からいえば、日本の研究者は海外の標準化議論でほとんど発言しない、といった具体的な問題など指摘された。

一介の個人や起業家であっても、世界の標準化コミュニティに対して思い切って発言したり、メールでどんどん発信していってほしい、ということだ。

特に今回の三人の経歴を見ると、北野さんは国際的な共同科学研究プロジェクトを運営しており、鈴木さんもオラクル在籍時代にシリコンバレーで活躍、斉藤さんはハリウッド企業を事業パートナーにしている。

いずれも国際舞台での活動を実践されている方々で、強いメッセージが発せられているように思う。

これを受けて、各務先生からは、産学連携本部でも、海外大学との連携含め、グローバルな取り組みを更に強化していく、というコメントもあった。

最後のテーマは、大学の役割というところで、東京大学に対しても「もっと外国人や女性の比率をあげてはどうか」「プロフェッショナルな人材養成を」「あちこちに議論のためのホワイトボードを掲げて埋め尽くしたらどうか」など、おもしろい意見もいただいた。

総じて、コンピュータ能力がもたらす社会の方向性と、大学やITベンチャーに期待する人材の資質について、多くのヒントが得られたように思われる。

私自身も、こうした視点を盛り込むことで、次の共同研究テーマを発展させていければ、と思っている。

ともあれ、講師の皆さん、聴講にお出でいただいた皆さん、産学連携本部のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

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二条城

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ついに夏が到来。ずいぶん暑くなってた。

こちらは、空いた時間を使って、京都の二条城を見学する。

京都は結構観光する機会あったが、やはり漏れもあって、二条城は初見だった。

なんと言ってもここは、家康と秀吉の暗闘を描くドラマのしばしば舞台となっている。

家康が自分の力を誇示するために秀頼を謁見した場所だ。

あるいは徳川慶喜が大政奉還を発表した絵もよく見かけるが、その本物の部屋(間)がある。

つまり、江戸時代の始まりと終わりに決定的な役割を果たしたところで、歴史の重みを感じさせるところだ。(あいにく撮影禁止で、屋内を載せられないのが、残念)

こういうところで、どうやって、歴史的な発表をしたのか、と少し時代劇の主人公の気持ちになってみると、面白い。

メディアとITの時代で知識はすぐに入るが、足を運んで現場を見る、空気を感じ取ることがこれからますます大事になる。

億劫がらずに、どんどん回ろう。

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山中伸弥教授の講演(国際バイオEXPO)

発明・発見には、ブレイクスルー型と漸進型がある。

あるボトルネックを抜けると、そこに未踏の新大陸が開けてくるようなものが、ブレイクスルー型の真骨頂だ。

こうした成果を目にする機会は、そうそうあるものではない。

というわけで、東京ビックサイトで開催されている国際バイオEXPO、京都大学の山中伸弥教授の講演を聴きに行ってきた。

言うまでもなくiPS細胞の発見者として注目の方であり、さすがに会場も超満員となる。

お話は、iPS細胞を見いだすまでのプロセスと、今後の応用への期待について。

聞いてみた私個人の印象は、「1%のインスピレーションと99%の努力」というエジソンの言葉を彷彿とさせるものだった。

まずは、インスピレーション。

当時、研究者の注目が万能細胞の分化の仕方に集まる中で、その逆である脱分化-普通の体細胞を万能細胞に戻してしまう要因を探す-という逆転の発想があった。

しかしそれだけでは、アイデアにすぎない。

そこから始まったのが汗-すなわち実際の脱分化の因子探しのプロセスである。

iPS細胞の発表時は、「誘導因子の絞り込みは勘で行った」みたいな話が報じられたこともあったが、実際の話を聞いてみると、全然違う。

日本の研究者たちが生み出した実験成果やデータベースをしっかり研究の基盤に据えて、その上で、考えられる膨大な順列・組合せの仮説を、知恵の限りを尽くしてショートカットしながら実験していったのだ。

やはり安易な妥協から真の独創性は生まれない、ということを再認識。

知恵と努力とある種のガッツ。

バイオテクノロジー分野には門外漢の筆者であるけれど、何か偉大な成果に共通するものが一瞬垣間見えたような、そんな気がする。

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NEDOの仕事のついでに、善光寺へ

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五内川です。

先週ですが、NEDO(新エネルギー・産業技術開発機構)の仕事で、長野に行ってきました。

NEDOから、久々に技術委員を拝命することとなり、この関係で、長野にて技術展示会を見学することに。

現場では、各担当者からの解説含めて、先端技術の進展具合を見ることができましたが、やはり実際の装置やデモを見るとイメージがわいてきます。

研究者の方々には、今後もぜひ頑張っていただきたいものです。

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というわけで仕事は仕事でキッチリやるわけですが、せっかく長野まで来たからということで、速攻、善光寺を見に行きました。

かねがね一度は行ってみたいと思っていたのですが・・

というのも、上杉謙信と武田信玄が五度相まみえて主導権争いを演じた川中島エリア、その中心に位置したのが、この善光寺なわけです。

さすがに戦乱をくぐり抜けてきただけあって、気骨もあります。

最近では、聖火リレーの出発点を降りたことでニュースにも取り上げられたので、ご存じの方も多いと思います。

行ってみると、駅前よりも人が大勢いる感じで、さすが観光地としての人気は根強いようです。

参道も風情があるし、歴史の重みを感じて、なにやら希有重厚な気持ちになります。

やっぱりその場の空気というのはあるのかな、こういうものはその場に行ってみることが大事ですね。

御利益もありそう、ということで、お守りやらワインやら買い込み、帰ってきました。

そういえば、今年3月には、長久手古戦場(小牧・長久手の戦い)に行ったのも、ひょいと思い出したので、さて、次回はいよいよ関ヶ原かな??

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ソニーコンピュータサイエンス研究所シンポジウム

五内川です。たまには、外部の講演も聴こうということで、ソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)の20周年シンポジウムに行ってきました。

まずはソニー中鉢社長。大学の資源工学からエレクトロニクスメーカーであるソニーに転身した体験談を、おもしろ可笑しく語っていました。

国際教養大学学長の中島嶺雄先生からは、同大学のユニークな取り組みの紹介がありました。

秋田という地方にあって、グローバルな人材を育成する仕組み(学生は一年目寄宿舎制、その後必ず一年間の留学を義務づけ、国際的な単位互換も完備)には、驚きました。

今では、同大入学の難易度は、東大に次ぐところまで上昇しているとのことです。

続いて、CSLの各研究者の発表です。

CSLの所眞理雄所長からは、科学研究におけるオープンシステムの重要性について話がありました。

続く、北野宏明さんからは、「ロバストネス(システムの頑健性)」をキーワードに、生命現象のネットワーク探求のお話がありました。

これらネットワークを理解することで、創薬の仕組みも、単一ドラッグの発見のみに頼るのではなく、既存薬品の組合せによるパーソナライズ化が進む、との刺激的な仮説提示がなされています。

歴本純一さんからは、情報量が「人類の記述しうる全ての情報」から「人類が観測しうる全ての情報」に拡大すると、想像を超えた展開が起こると予測。

電子シミュレーションと社会・自然の挙動が一体化し、地球はサイボーグ化する、と、これまた大胆なお話です。

高安秀樹さんからは、経済物理学の知見を使って、金利に変わるシステムを提案。

ある種の大数の法則に基づくプロフィット・シェアリングを包含して、リスクをミニマイズする融資の仕組みを提唱しています。

最近はすっかりTVでおなじみ、茂木健一郎さんからは、脳に対する偶有性(半ば規則があり、半ば偶然)の重要性から説き起こして、個人はネットワークの中にいてこそ真価が発揮できるのだ、と持論を展開されています。

総じて、CSLに「コンピュータ」という言葉が含まれているように、どなたも爆発する計算力とネットワークの増大が何をもたらすのか、というところに、切り込んでいるように感じました。

その対象が、生命現象であり、地球の自然環境であり、経済であり、あるいは脳であるわけです。

一人の人間では到底持ちきれない、理解できないほどの情報爆発が我々をどこに導こうとしているのか、きわめて刺激を受けたシンポジウムでした。

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